08年11月28日
普請

家とか建物を建てることを普請といいますが、かって長老が「普請はなぜ普請というか。」いうことを話していたのを思い出しました。現在当山は本坊を新築し収蔵庫を改修の工事をしております。収蔵庫は9月に改修を終え10月1日より開館をいたしましたが本坊は今最後に仕上げにかかっている状態です。寺にとりましては久々の大規模な改修が続きましたのでこの八ヶ月ほどは多くの工事関係者が出入りをしました。
普請という字は「普く請う」つまり全てのものに請い願うことを表します。
古い建物にはそれまでの感謝をし、取り壊しが終われば天地に許しを請い地鎮式を行い、また工事中のご迷惑を近隣の方々にお詫び申し上げ、建築が始まりますがその前に設計のために多くの人の手を煩わします。建築中は数え切れないほどの多くの業種の人が携わられます。まさに全てに請い願わねば建物は完成しません。それを総指揮するのが現場監督ですが工程に合わせて無駄なく進めていかないと工事は停滞し現場も雰囲気も悪くなってしまいます。工事に携わる全ての人の状態を考えながら現場を監督していきます。
寺の現場監督はまだ若いK君ですが二カ所の現場を朝から夕方まで駆け回り各所で気を遣ってくれています。私に代わって普く請い願っていただいておりますので余裕を持って工事を見守ることが出来ました。

山主

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