10年10月27日
怨嗟の声

所用のために中国に行きました。時はまさに反日デモが各地で起こっている最中で少々無謀かと思いましたがまとまった時間がとりにくいので決行しました。着物で空港に降り立ちましたが、同行してくれる古くからの友人と案内役の方いずれも中国人です。「着物は洋服に着替えて下さい。」と言われ。国内の移動は汽車にしたのですが(どちらかというと飛行機が怖い)「日本語であまり声高に話さないで下さい。」ということでした。車内はほとんど無言の行でした。はじめは車窓の風景を楽しんでいましたが、そのまま眠りの世界に入りこんでしまいました。ところが昼寝しすぎて夜寝にくくなった子供状態になりました。幸いな事になんのトラブルも無く個々にお目にかかった方々は歓待をいただきました。この度の反日デモの件もすべての国民の総意ではなく一部の急進派によるもので日本とは友好関係を維持しなければならないとおっしゃる方がほとんどでした。少々緊張した日々ではありましたがたいへん良い経験をしたと思います。国家や民族はその時代その時代によってその誇りや利害のためにいがみ合い戦いを起こしてきたのが人類の歴史であります。しかしそれから脱却しないと世界の和平は永遠に実現はしないと思います。ともあれ日中の安定した友好関係の回復を念願いたします。

付録
中国国内での汽車の中静かな車内に突然京劇のあの甲高い歌声が流始めました。なにかと思ったら携帯電話の着信音でした。さすが中国と変に感心してしまいました。

山主

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