08年8月26日
なまえ

昔、寺に三匹の犬がおりました。雄と雌とその間に生まれた雄の子犬が一匹です。
その子犬の名前は「豚まん」といいました。なんと可哀想な命名をするもんだと思われかもしれませんがその姿をご覧になればご理解いただけるものと思います。真っ白でまん丸で丸まって寝てる姿はそれそのものでした。
少し大きくなって保健所へ予防注射と登録をすることになり連れて行かねばならなくなりました。当時寺の台所を手伝ってくれていた若い女性が犬を可愛がっていたので、子犬を連れて保健所行くことになりました。行きは鼻歌まじりで保健所に向かったのですが、しばらくしてなんとなく意気消沈して戻ってきました。
犬の登録には名前を言わねばならなかったようで、その若き女性の口からは「豚まん」とは言えなかったので、とっさに「チビ」という名前を言ってしまったそうです。
それからその犬は「チビ」と呼ばれるようになりました。私は変な名前をつけた事をその女性や子犬に詫びつつ、その犬が死ぬまで「豚まん」と呼び続けました。
呼び名や名前は大切なものです。
例えば、まったく同じタオルが手ふき・ふきん・雑巾と呼び名が違うだけで全く違う使われ方がされます。
ご自分の名前を大切にしていただきたいと思います。

山主

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