09年9月28日
天下り

最近の報道でこの言葉を聞かない日が無いほどよく出てきます。
テレビドラマで「官僚たちの夏」という番組をたまたま観ました。興味がありましたので最終回まで観て原作本も読みました。
敗戦後の荒廃した日本を繁栄に導くためにまさに命がけで奔走する官僚達の物語で中にはポスト争いや権力闘争といったドロドロした部分もありますが、全体的には当時の彼らの努力がにじみ出たものです。
物語の時代の官僚たちも現在霞が関で仕事をしている官僚たちも国家国民のために大変素晴らしい働きが出来る人がたくさんおいでになると思います。実際私の知人で東京大学を卒業し人格・能力的に優秀な方です。しかし年齢は私に近い50歳代の半ばです。するともう次の職場の心配をしなくてはならないそうで、省内の人事で幹部の数は決まっていますからある程度の年齢になると省の外郭団体とか特殊法人や一般企業のポストをもらって行くということが多くなります。いわゆる「天下り」となるわけです。
もともと天下りは天界より神が地上に降りること、天孫降臨という言葉に近いことになります。
全く謙虚さのかけらも無い言葉です。これを容認甘受していた双方にも問題があると思います。しかし苦労して官僚としての職務を遂行し年齢に達し再就職されることは公正な権利であります。
政治家の意識改革はもとより各省庁の人事のシステムを根底から改革して「天下り」という言葉が適正に使われることを望みます。

追而 でも「官僚たちの夏」は敗戦後日本の復興を目指す人々の姿を表現した良いテレビドラマでした。あのようなドラマがもっと作られないかなぁと思います。

山主

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